カビは普段生活していく上で、いつの間にか発生するやっかいなものです…
定期的に生えてしまうカビにお悩みではないでしょうか?
カビは日ごろから対策をしていくことで、発生を遅らせたり、防いでいくことができます。
特に重要なのは以下の3つのポイントです。
●湿度
●温度
●掃除
今回の記事では、『カビ取りのプロがこっそり教えるカビ対策』をお伝えしていきます。
カビで悩んでいる方、カビ対策を考えている方、カビを見たくない方など、是非参考にして実践していただけたらと思います。
湿度環境を意識しましょう
カビが繰り返し発生する家や室内では、基本的に湿度が高い傾向にあります。
理想の湿度としては、40~60%を保つようにすることが大切です。
室内の湿度がわからない場合は、湿度計付きの時計や湿度計を、日ごろから目に付く場所に設置して湿度を気にするようにしましょう。
カビは、60%以上の環境で発生しやすくなると言われています。
最適な湿度を保つのに行っていただきたいこと
1.除湿機をうまく活用する
設置スペースなど余裕があるのであれば、素早く湿度を下げてくれるものは除湿機になります。
室内干しなどを行うことが多いご家庭は、特に除湿機を活用していただくとよいでしょう。
デメリットとしては、設置スペース確保の他に使用することで発生する電気代や本体購入代、その他には定期的に除湿機内を掃除する必要があります。
2.エアコンの除湿調整機能も忘れずに
エアコンの機種にもよりますが、除湿機能が備え付けてあるエアコンは、リビングなどの広い空間で使用することをオススメします。
基本的に冷房と暖房がメインのエアコンですが、除湿機能も上手く活用することでカビが発生する可能性を減らしてくれます。
3.窓を開けて換気を行いましょう
ご自宅に誰かがいる場合は、窓を開けて新鮮な空気を取り入れるようにすることが大切です。特に梅雨明けにおいてはカビが発生する可能性が高くなります。
私たちカビ取り業者も梅雨明けから忙しくなっていきます。
天気が良い日は積極的に空気を入れ替えて湿度を下げるようにしましょう。
4.除湿剤も手軽にできる除湿グッズ
ドラッグストアやホームセンターなどで簡単に購入できる除湿剤。
特に押し入れやクローゼット内、靴箱などの狭い空間には除湿剤をオススメします。
【注意点】
除湿剤は空気中の水分を溜め込みます。溜め込んだ水の容量がいっぱいになったら必ず交換するようにしましょう。
定期的な確認を怠ってしまうと、逆に除湿剤内に溜まった水が室内の湿度を高めてしまう原因となります。
カビはホコリをエサにします
人間が食べ物を食べて生活しているのと同じように、カビも何かしらのエサを食べて育っています。
エサの内容として、ホコリや皮脂、垢、石鹸カス、ダニの死骸などを栄養分にしながら成長していきます。
掃除をこまめに行うことで、カビを防ぐ事ができます。
今まで数々のご家庭を見てきて、掃除が行き届かずカビが発生している場所としては窓際が多いです。
掃除機を使用して、床のホコリは取れていますが、窓際に溜まったホコリはそのままといったケースをお見受けします。
窓際は結露なども発生しやすく、湿度環境が特に高い場所の1つですので、ホコリの除去は定期的に行っていきましょう。
濡れた雑巾などを使用して、ホコリを取る際には固く絞ったものを使用して、乾燥させることまで意識しましょう。
水気が残った雑巾を使用した場合、ホコリは取れますが、その場所の湿度は高い状態になります。その結果カビの再発にも繋がりますので注意が必要です。
アルコールで掃除をすると、乾きやすく除菌殺菌もできるので効果的です。
65〜80%程度の濃度のアルコールでお掃除をする事をオススメします。
エアコンフィルターの掃除も忘れずに
カビ取りのご依頼で圧倒的に多い案件は、エアコン分解洗浄です。
「エアコンから風が出てくる吹き出し口にカビが見える」「エアコンをつけた際に臭い匂いがする」といったお悩みをいただきます。
フィルターの清掃だけではエアコンに発生するカビを防ぐことはできませんが、カビの発生を遅らせたり、電気代の節約には関わってきます。
できれば月に1回はフィルターの清掃を行うことをオススメします。
定期的な換気を心がけましょう
空気の滞留は湿度の上昇に繋がります。
窓を開けられるときには積極的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れ、室内の湿度を基準値(40~60%)に維持するようにしましょう。
また、クローゼットの中や室内天井の隅にカビが発生することも多々あります。
空気が滞留してしまう事で湿度は上がってしまいます。サーキュレーターや扇風機を天井に向けて使用し、室内の空気を回してあげることも大切です。
3つのポイントを怠ることでカビが生えやすい場所
【お風呂】は「湿度」「温度」「掃除」の3つのポイントを怠るとすぐにカビが生えてしまいます。
お風呂に入浴後は湿度と温度がとても高く、その上、垢や皮脂、石鹼カスなどは他の場所に比べて多い環境です。
浴室でカビを発生させないポイント
毎日の入浴後に、熱湯で壁や床を流しましょう。
その後、同じように冷水をかけて一気に室内を冷やす事で温度が下がりカビの発生を遅らせる事ができます。
掃除は日ごろから市販の洗剤を使用して行っていただき、お風呂に窓がある場合は、お風呂を上がったら窓を開けて乾燥させてください。
カビが発生したとしても初期段階では市販の洗剤でカビ取りすることも可能です。
万が一カビを見つけた時は下記の対処法をご確認下さい。
カビが生えたら素早い対処が肝心です。
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