カビ取りのプロが教える!カビ掃除で気を付けたいこと

カビ取りのプロとして、これまで数多くの現場を行ってきました。

その際に、お客様が自ら掃除した際の失敗談をまとめてみました。

今後カビ掃除をする際の参考にされてみて下さい。



■カビ掃除をする際の注意点


◆お風呂に生えたカビ


◆木部に生えたカビ


◆天井・壁のクロス(壁紙)に生えたカビ


◆エアコンに生えたカビ




■お風呂に生えたカビ



お風呂は人が住んでいく中で特に生えやすい場所の1つです。


【カビが生える原因】

住居の中で一番水を使用する箇所であり、さらに温水を使用することで水蒸気が発生し湿度が高くなります。

また、窓のない住居なども多く、室内の湿度が70%以上の環境になりカビの発生から増殖までの期間が短く、早々に目に見えるカビまで成長してしまします。


【カビ取り掃除で気を付けたいこと】

基本的にカビキラーなどの市販で販売されている商品を使用して掃除をするかと思われますが、浴室は室内が狭いことが多い為、必ず換気を行い、マスク・手袋を着用して掃除を行いましょう。


気を付ける点としては、歯ブラシなどでゴシゴシしないことが大切です。


理由としては、

ゴシゴシすると素材を傷め、傷が付く可能性があります。

そして、その傷にカビが発生し、さらに奥深くへカビの根が生えてしまい、

何度も繰り返すカビが誕生していきます。


カビ取りのプロが教えるお風呂のカビ取り方法を別記事でご案内していますので、こちらもご確認してみて下さい。

お風呂のカビ初期対処方法



■木部に生えたカビ



木部に生えたカビは中々掃除が難しい場所の1つです。

【カビが生える原因】

住宅の中で木部のカビ依頼が一番多い箇所として、窓枠の木部があります。

窓枠は冬場の季節になるとどうしても結露が発生し、その部分に限り特に湿度も高くなります。

毎日結露を拭き取ればカビの発生頻度を遅くできますが、中々毎日継続してふき取りができないのが現状かと思われます。

拭き取ることが出来なければ、水分が木部の隙間に染み込んでいき、次第にカビ発生につながっていきます。



【カビ取り掃除で気を付けたいこと】

お客様の失敗談でよく聞くお話としては、アルコールやカビキラーで掃除することで見た目上のカビは取れますが、その後の木部が変色してしまい、かえって目立ってしまうケースを耳にします。


ご自身でカビ掃除をする際には、まず変色しないか目立たない場所でお試しを行ってください。

そして、カビが生えている場所に洗剤を直接吹きかけるのではなく、タオルやウエス・キッチンペーパーに洗剤を付けてカビを拭きとっていただくと変色を防げる可能性があります。


それでも絶対に防げるということではないので、まずは目立たないところでお試しください。



■天井・壁のクロス(壁紙)に生えたカビ



天井・壁に生えるカビで多い場所としてはクローゼットの中があります。


【カビが生える原因】

クローゼットの中は空気の換気が悪く、湿度が高い為、カビにとっては最適な環境になっています。


【カビ取り掃除で気つけたいこと】

ここでの対処法としてはお風呂の時同様に、ゴシゴシしないことが大切です。

クロスの奥深くに根が生えてしまう場合もありますが、カビをゴシゴシすることで、目に見えないカビを空間に放出する可能性もあります。

それが原因で、最初は一部だけに生えていたカビが違う場所に生えてしまい、将来的に広がっていく事例も聞いています。


さらに、クローゼットのカビで需要なことは、

目に見えるカビ以外にもカビが生えていないか確認ください。

・ 衣装ケースの後ろ下

・ タンスの後ろ

・ 洋服

こちらに記載した場所にカビが生えている可能性もありますので、生えていた場合は、必ず一緒にカビ掃除をしてもらうことをオススメします。

洋服の場合は、クリーニング屋さんに相談の上、クリーニングできる場合は使い回しをできますが、難しい場合はその洋服を空間に置くことでカビ発生の原因となってしまいます…


カビ取りのプロが教えるクロス(壁紙)のカビ取り方法を別記事でご案内していますので、こちらもご確認してみて下さい。

カビ取りのプロが教える!壁・天井に生えたクロス(壁紙)のカビ取り


■エアコンに生えたカビ



室内の中でエアコンはカビが特に発生しやすい機械類の1つです。


【カビが生える原因】

冷房を使用する場合、エアコン内部に結露が発生するのでカビが生えやすくなっています。


【カビ取り掃除で気を付けたいこと】

YouTubeでエアコン洗浄の動画がアップされているので、エアコン洗浄が少しだけ身近なものになってきています。

YouTubeを見ながら掃除道具を取り揃え、洗浄を行ったとのこと。

水が当たってはいけない場所を洗浄してしまい、エアコンが起動しない…

結局、修理費用の方がエアコン洗浄業者を呼ぶより高くなったという事例です。


ご自身でされる分には費用も低くなるので、とてもおススメですが、自信がない方はお住まい近くのエアコン洗浄業者様に相談してみることもオススメします。


以下の事例は、実際にエアコン洗浄を依頼されるお客様のお悩みです。

・ エアコンを起動したらカビ臭い匂いがする

冷暖房の効きが悪い気がする

・ 風が出てくる吹き出し口からカビがかなり生えているのが見える



すべてに共通して言えることとしては、

カビ掃除をする際には必ず換気を行っていただき、マスク・手袋を着用の上、掃除することをオススメします。


カビ掃除は通常の汚れとは違い、相手が「菌」という生き物なので、除去が難しい場合もあります。

しかし、カビ取りのプロに依頼をする場合、正直、通常のお掃除屋さんと比べて少しだけ高い可能性もあります。

※技術は通常の洗剤とは違うものを使用している場合が多いので高いです。


ご自身でカビ掃除を行ってみて、以下の事例が出た際にはカビ取りのプロにご相談していただけたらと思います。

・ 洗剤を使ってもカビが取れない

・ 繰り返しカビが発生して掃除が大変

・ そもそもカビ掃除するのが怖い など

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