長年住んでいくと発生するカビ、ご依頼いただく中には目に見えるカビ取りに加えてニオイも解決してほしい。という要望をお受けします。
ここでは、なぜカビ臭いニオイがしてしまうのか?
カビ取りのプロからの対策などをお伝えしていきます。
■かび臭い?カビの事前知識!
カビという生き物は実際には目に見えませんが至るところに潜んでいます…
実際に皆さんがカビを目視できるようになった状態は、「カビの集合体」となっていますので、状況が悪化してると認識していただけたらと思います。
【例えば】
風邪を引く前にこんな症状などはないでしょうか?
・ 少し肌寒い
・ のどに少しだけ違和感がある
・ 体力がいつもより無い気がする
↑↑↑
この状態
カビに例えるのであれば、そろそろ皆さんが目視できる一歩前の段階なのです…
同じように風邪を例に挙げると
・ 咳と痰がでる
・ のどが痛く、唾をのみ込むのがつらい
・ 熱が出て体を思い通りにうごかすことができない
↑↑↑
この状態
カビが目視できるようなり、人が生活していく上で健康被害につながる影響が大きくなっていきます。
風邪が悪化した際には、
病院に行ったり、ドラックストアで薬を買ったりするのと同じ考えで、
カビも目視できる状態になった際には、できる限り早めの対処をオススメします。
更に理想をお伝えすると、
皆さんも風邪気味の際には、
ゆっくり休んだり、のど飴を舐めたり、風邪が悪化していかないように対策をとるのと一緒でカビも事前の対策が必要となっていきます。
■住居内の匂いの特徴
「カビ臭いからどうにかできますか?」と問い合わせをいただき、
実際に行ってみるとカビ以外の長年住み続けることで染みついた臭いだった。というケースもあります。
・料理臭
・汗や皮脂などが生活臭
上記の臭いは、カーテンや衣類に染みつきやすく、特にカーテンは洗濯する機会はあまりないので、洗濯やクリーニングをお願いしております。
洗濯をするだけでも臭いの軽減にはなりますので、まずは業者に依頼をする前にご自身で対応いただいた方が費用は確実に抑えれてます。
しかし、違和感の臭いが「何の臭い?」となることもありますので、迷った際のご相談はいつでもしてきてください。
■カビが発生しやすい原因や環境
カビが発生する原因(4大要素)
・温度
20~30℃がカビにとって最適な温度化であり、繁殖がしやすい。
・湿度
60%を超えてくるとカビが生えやすくなる。
・栄養
手脂、汗、盗塁、でんぷん、手垢、ホコリなどが栄養源となる。
・酸素
人間と同じでカビも呼吸をしながら生きている
カビが発生しがちな環境
◆壁紙(クロス)
お部屋の四隅は空気の滞留がおきやすく、湿度の高い状態になってしまいますので、カビが生えてしまします…
【対策】
窓を開け喚起する他に、サーキュレーターを回す、ホコリが溜まっている可能性があるので定期的にカビが発生しないための清掃を行うことを心がけましょう。
◆お風呂(浴室)
特にお風呂場に窓がないご自宅は、湿度の逃げ道が換気扇等しかない為、人が入浴した後の室内は特に湿度が高い状態にあり、カビが発生してしまいます。
また、お風呂場はどうしてもカビの栄養分となる石鹸カスや皮脂などが発生するため、他の室内に比べ、カビの4大要素(温度・湿度・栄養・酸素)がかなりの好条件となります。
【対策】
その日の最後に入浴する人が以下の順番で対応ください。
1,浴室全体にお湯をかける
2、浴室全体に冷水をかける
3、窓をあけ喚起する(もしくは換気扇を回す)
※栄養分となる石鹼カスや皮脂を流した後、冷水をかけることによって室内の温度と湿度を下げていただけると通常に比べカビの発生を遅らせることができます。
◆クローゼット・押入れ
通常物を詰め込んだり、扉を閉めきったいることが多いと思われます。
そうすれば、空気が滞留しやすく湿度も上がり、カビが発生しやすくなります。
【対策】
日ごろからクローゼットや押入れの扉を開けた状態にすることで、空気の滞留も起きにくくなります。
また、物を詰め込みすぎると空気の滞留が起きてしまうため、収納率6割ぐらいが理想かと思われます。
押入れの場合、2段目の底面にはすのこを置いてから物を収納することでさらにカビ発生のリスクを減らすことができます。
◆エアコン
エアコンは冷房を使用した際に、結露が発生します。結露が発生することでエアコン内の湿度が上がってしまい、表面には見えないカビが内部で発生してしまいます。生活必需品ではあるもののカビとは縁がかなり深い家電の1つです。
【対策】
フィルターはこまめに洗うようにしましょう。(理想は2~3か月に1回)
カビやホコリが付いたフィルターは電気代の高騰にもつながってきます。
かび臭い場合やエアコン表面にカビが生えている場合には、カビ取り業者やエアコン清掃業者に依頼することをオススメ致します。
■カビ臭い?と感じたときはまずはここから確認
目に見えるカビが発生していた場合、その目視できるカビが臭いの原因の可能性は高いです。
「カビ臭いな~」と実際に部屋の中で感じたら下記の順に確認してみましょう。
1,エアコンの吹き出し口にカビが発生していないか?
2,収納棚や家具・物などの後ろにカビが生えていないか?
3,クローゼット・押入れの中でカビが発生していないか?
壁などのクロスに発生している場合や
お布団も目に見えないカビが発生して匂いを出している場合もあります。
■かび臭い対応策
・目に見えるカビがあったとき
カビの臭いは、まず目に見えるカビがある際にはそこからカビ取り剤でカビの除去を試みてください。
その後、喚起をしてカビ臭が取れているのであれば、そこで終了。
今後はカビが発生しない対策をしていきましょう。
※エアコン洗浄などの特殊な場合は、お住まい近くの専門業者様にご依頼をオススメします。
・カビが目視で特定ができないとき
まずは1日かけてお部屋の喚起を行いましょう。その際にお部屋の清掃としてホコリやゴミなどの除去をお願い致します。
ホコリ、ゴミにカビが付いている可能性があります。ついでに不必要な物なども一緒に捨ててしまうのも良いと思われます。
また、カーテンなどにもカビ臭が移っている可能性もありますので、この機会に洗濯を行ってみましょう。
※カーテンによって洗い方がありますので、ご注意ください。
■カビの臭い対策をしても困った!という場合
お住まいのお近くのカビ取り専門業者にご相談をしてみましょう。カビ取りにおいては、通常のハウスクリーニングとは知識が変わってくるため、カビ取り専門の方がご安心かと思われます。
【通常のハウスクリーニングとの違い】
カビ取りの現場は毎回決まったパータンというのはあまりなく、現場によっての作業工程や薬剤の調合などの判断が必要です。カビに精通して現場を経験していないと対応できない、かえってご依頼のお客様に迷惑をかけてしまう為、カビ取り専門という業態があります。
■カビ臭のまとめ
基本的に、ハウスクリーニングやカビ取り業者に依頼するということは安いお金ではないと思っています。
まずは、ご自身で清掃や対応してみて解決できれば費用はかなり抑えれてます。こういった事前の相談も受け付けていますので、是非お時間があればご自身で対応してみましょう。
しかし、中々時間が取れない、やっても解決しなかったという場合もご相談いただければ、お客様のお悩みを解決する為、しっかりとご相談になります。
迷った際には以下よりお問い合わせくださいませ。